これ昔から感じているテーマなんです。でも結局解決せずにぐるぐる回ってる。
どのテーマもそうだけど、わかったような気になって、わかってなくてまた同じテーマで悩んで、またわかったような気になって、その繰り返し。
でも螺旋階段のようにすこしずつ登っていけているのかなとも思います。
で、「足音」なんですけど、基本ダンスの動きにとって足音はしないほうが良いのかなと感じています。
でも、足音がゼロになるってことは不可能であって、ものとものが触れ合う以上、人間が判別できるかどうかは別としてなんらかの音は発生するはず。
どんな素晴らしいダンサーでもきっと鉄の靴を履いて鉄に着地すれば音がしそうな気がします。
でも、私の師もしかり、有名なダンサーさんもしかり、普通の環境で限りなく無音に近い足音でダンスを踊られている。
足音にもいろいろなものがあり、こ気味良い軽快なタップのような音はその音、それを発している動き自体も軽快で気持ちよいです。
おそらく、「足音をコントロール」できている、=「体をコントロール」できているということなのではないかな?
その中でも足音をさせない動きというのは、その分のエネルギーを体幹サイドに吸収させているのであり、ことダンスということになればそれがビート、ステップごとの体幹の動き=grooveにつながるのではないかというのが現在の自分の思うところです。
ネット検索してみましたが、このブログではバレリーナの着地に関して解説されていました。http://ameblo.jp/matoinoba/entry-10647326705.html
非常にわかりやすいですね。やはりバレエやジャズなど歴史の古いダンスは体の使い方に関するノウハウを体系的に整え、教える方法が確立しているのだと思います。物理学的に考えれば、同じ重さで同じ構造のモノを落下させたら、同じ衝撃で同じ音が出ます。これもカラクリを知れば簡単なことです。普通はつま先の間接を使うことで衝撃を吸収し、音がしないようにしているのに対して、マラーホフは全身の間接を柔らかく使い衝撃を吸収しているのです。つま先がバネ仕込みにして衝撃を吸収するダンサーと、バネが全身にあるダンサーの違いのようなものです。では、マラーホフのように全身をバネのようにするにはどうすればいいか、これも単純です。全身を緩めることです。固めた筋肉では衝撃を吸収できず、ドサッと落ちますが、柔らかい筋肉はぐにゃぐにゃと衝撃を吸収します。骨は200あると言われ、同じだけ関節もあります。大量の関節で衝撃を吸収すればするほど、骨に対する単純な衝撃は無くなり、着地の音がしなくなります。もちろんトップダンサーは全身を緩めていますが、マラーホフはその上を行く緩め方なのです。
私も歴史の古い芸術を学び、自分の踊りに取り入れたいと感じる。今日この頃です。
日本人なので日本の道を。居合い道場に入門しようかと思います。
またいろいろな気づきがあることを期待しています。